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id | 4557 |
Title | FATCA Responsible Officer Certifications of Compliance (JAPANESE) |
paths |
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FATCA責任者によるコンプライアンス認証の
ウェビナーへようこそ
本ウェビナーではFATCAプログラムの
背景を説明し
FATCA認証プロセスについて紹介します
本日は 外国口座税務コンプライアンス法
Foreign AccountTax Compliance Actの
プログラムについて簡単に説明します
このForeign AccountTax Compliance Actの
略語としてFATCAを使います
FATCAの認証要件を確認し
責任者のFATCA認証要件について説明します
ここでは 責任者を単にROと呼びます
また COPAと呼ばれる既存口座の認証と
定期認証Periodic Certificationとの
違いについても触れます。
誰が認証を求められているか
それぞれ認証を提出するように義務付けられているのは
どんなタイプの企業なのかを説明します
FATCA分類と様々な認証の質問セットとの
関係を述べます
さらに 定期認証Periodic Certificationの
タイムラインと期限 そして既存口座の認証について
お話します
様々な認証結果と その結果に含まれる意味を総括します
認証のサンプルに目を通し認証のプロセスを辿り
説明していきます
認証に関連する不履行の事態
event of defaultと最近発表された
認証のevent of defaultの通知に関する
暫定ガイダンスについて述べます
さらに 認証に関連して発生する質問に
うまく対応する上で役立つリソースを確認します
最後に今回の議論から得られた
重要なポイントについて目を通します
既に述べたように 本日の中心課題はFATCA認証です
しかしFATCA認証に入る前に
FATCAプログラムの概要を説明しておきます
Foreign Account TaxCompliance Act (FATCA)は
2010年に発効2014年7月1日に
最初のFFIリストが公表されました
FATCAとは正式には米国内国歳入法
第26編の
第4章と呼ばれる1471条から
1474条を指します
FATCAは 米国の納税者が
米国外の金融口座や米国外の企業からの
資産の保有について透明性を高めることを
目的としています
FATCAの全体的な目的は透明性の向上
報告の強化強力な制裁を通じて
海外での税の不正を検知 抑止阻止することです
この点については改めて説明しますが
ここで強調したいのはFATCAの本質は
税金や源泉徴収だけに止まらず
報告によって透明性を強化するという点です
この透明性の達成のためにFATCAは
外国金融機関(FFI)および
その他特定の非金融外国法人(NFFE)に対して
米国内の口座保有者が保有する
特定の外国資産の報告を義務付けています
FATCAの要件を遵守していない企業は
源泉徴収対象となる特定の支払いに対して
30%の源泉徴収税を課せられます
FATCAについて簡単に紹介します
FATCAの目標は 米国の口座に関する情報の収集であり
税の源泉徴収ではありません
つまり FATCAの目標はFFIと
米国の納税者双方による米国所有の口座と
FFIの情報開示を促すことにありますが
本プレゼンではFATCAのFFI側に焦点を当てます
源泉徴収は この報告を単に促すために活用されます
次に進むまでに申し上げておきますが 本プレゼンでは
FFIとFIという用語を同じ意味で使っており
FATCAの対象となるNFFEも含まれている点に
注意してください
特に指定のない限りFATCAの要件を有する
全ての機関を含めてFFIを使います
次に FATCAの主な参加者をいくつか挙げてみます
他にもあることは承知の上ですが
主要参加者としてFFI NFFE
源泉徴収義務者
米国の納税者を挙げておきますまず FFIです
FFIは通常内国歳入庁に登録して
FFIの参加者となります
この登録は 通常irs.govにあるオンラインの
FATCA FFI登録システムから行いますが
書面様式8957を使って登録することもできます
しかし オンラインの方がはるかに簡単で
ほぼ瞬時に登録が完了し
書面 様式 8957 を提出する際に
普通に発生する多くの間違いをなくせるため
オンラインの利用をお勧めします
FFIは通常 米国内の口座に関する特定の情報を
内国歳入庁に報告することに同意しなければなりません
ほとんどのFIでは様式8966を提出することで
これを行っています
最後に FFIは通常口座保有者から書類を収集し
扱いにくい口座保有者には源泉徴収を行わねばなりません
このようなDue Diligenceの一環として
顧客を知ることが必要です
次に NFFEがあります
NFFEは実質的な米国内所有者を
源泉徴収義務者に報告するか
あるいは内国歳入庁に直接行う方法があれば
それを使って報告しなければなりません
次に 源泉徴収義務者です
源泉徴収義務者はその名が示すように
様式1042を提出の際に入力して
支払先の第3章と第4章のステータスを決定し
非参加FFIおよびノンコンプラアインスNFFEへの
源泉徴収対象となる支払いに対して
必要に応じて源泉徴収を行います
最後にFATCAの重要な参加者として
米国の納税者について述べます
米国の納税者は海外の金融資産や
海外口座を自己申告し
内国歳入庁に開示しなければなりません
これは通常個人の納税収支報告に
様式8938を提出することによって
行われます
しかし 本日の中心課題は認証に関するものなので
このプレゼンでは主に最初の2つのボックス
FFIとNFFEが中心となります
既に述べたようにFFIがFATCAの下での
参加FFIになるには登録が必要です
本プレゼンはFATCAの認証に関するものなので
認証のためにはまずFATCA IDと
FATCA登録が必要になります
そのためにはirs.gov /FATCAにて
アクセスできるFATCA FFI登録システムを
利用するのが最善の方法です
FATCA登録システムは
金融機関がFATCAに基づいて企業を登録し
FATCA IDを取得し
GIINとして知られる
グローバル中間者識別番号を得て
内国歳入庁からの連絡を受けるために活用する
ウェブベースのシステムです
GIINは 登録が承認された場合にのみ発行されます
登録システムには IRSが企業に対するメッセージを
投稿できるメッセージボードがあります
ROは 新しいメッセージが投稿されると
メッセージをチェックするための
メールを受け取ります
この点については後ほど説明しますが
電子メールアドレスを含めて
RO情報を最新の状態に維持することが
いかに重要であるかをどれだけ強調しても
しすぎることはありません
また 可能であればIRSの電子メールが
リストされているかどうかを確認することも大切です
そうしないと ROはメッセージボードに
メッセージが入っていることに気づかないかもしれません
なぜこれが重要なのでしょうか
IRSは何年も前からFATCA登録アカウントに
企業の登録ステータスの変更FFI契約の更新通知
認証期間の開始通知認証が必要な場合の通知など
かなり決まりきったメッセージを掲載しています
ここ1年ほどはevent of defaultの通知
解約の通知追加情報の要求など
より重要な企業特定のコミュニケーション用に
メッセージシステムを活用しています
これまで述べてきたようにこのような
コミュニケーションがあることを
認識するには
ROは自らの情報を最新の状態に維持することが重要です
登録システムの例についてはプレゼンの後半で
認証について見てゆく際に説明する予定で
FATCAオンライン登録ユーザーガイドは
以下のような各種トピックに関する
ガイダンスを提供する包括的な文書です
企業の登録 推奨ブラウザを含むシステム要件
アカウントの管理方法
必要な場合のFFI契約の更新方法
および FATCA認証の提出方法についての
詳細な説明などもあります
出版物5118はほとんどの問題を
解決するために必要な情報を適切な量だけ提供しています
問い合わせは大半は出版物5118や
ウェブサイトで公表されたFAQで扱われていることから
分かるようにFATCA登録制度に関する
質問についてはこれを最初に参照すべきです
参加するFFIとNFFEに適用される
FATCAの要件は多岐にわたります
一般的にROとは
企業のFATCAコンプライアンスに
責任を有する人のことです
ROは FATCA登録システムにリストしておく必要があり
また ROは連絡先を指定することができ
最大5つまでの連絡先をシステムに登録できます
連絡先は ROが企業のFATCA関連情報を受け取る権限を
有すると指定した人です
ROはFATCAに関する様々な責任を負っており
ROの責任の中には
コンプライアンスプログラムの確立
IRSとの様々なコミュニケーションの管理
必要に応じてのIRSへのFATCA認証の
提出などが含まれます
コンプライアンスプログラムの確立に関しては
このプログラムに企業のDue Diligence
源泉徴収報告に関する要素の要件を
満たすための方針 手続き
プロセスが含まれていなければなりません
コンプライアンスプログラムの一環として
ROは 確立されたプログラムのレビューとFFIのFATCA要件への
コンプライアンスの両方を行わねばなりません
これは各認証期間ごとに行われROはIRSへの認証を行う際に
レビューの結果を考慮に入れねばなりません
コンプライアンスプログラムはEAGの一員である
FFIのための連結コンプライアンスプログラムと
することもできますが
これについてはもう少し詳しく説明します
最後にスポンサーとなる企業も
スポンサー受入れ各企業に関する
コンプライアンスを監督する
コンプライアンスプログラムを採用する必要があります
GIINとは世界仲介業者識別番号
Global IntermediaryIdentification Numberの
略語で多くの方がご存知だと思います
GIINは英数字から成り
IDとなる事実情報を構成しています
さらに企業のタイプを示しています
FIカテゴリーと国名も含まれています
この画面では様々なFIカテゴリーと
それがFATCA認証にどのように関連するかを説明します
そこで 企業タイプの略語をリストしました
最初はSLでこれは単一企業体です
SLとはメンバーを持たない企業体で
企業体自身とその支社を登録します
SLに関しては
企業体自身のためにしか認証を提出できません
Leadとは 拡大関連グループ内のメンバーの
主導役を務めることに同意した企業であり
leadは個々の認証を提出することも
コンプライアンスFIとしてEAG内の
メンバーを代表して認証を提出することもできます
先に述べたようにEAGとlead認証について
さらに詳しく説明します
Memberとは leadのEAGに属する企業のことです
memberは個別に自身の認証を提出することもでき
連結コンプライアンスプログラムの
一部である場合には
leadがそのmemberに代わって認証を提出することもできます
最後にBranchですがbranchは
個別に認証を提出できませんが
branchの認証はそのFIが提出しなければなりません
登録目的のためにスポンサー企業は
自社をスポンサー企業として登録する必要があり
また その代理を務める
スポンサー受入れ企業各々を登録しなければなりません
スポンサー企業とはスポンサー受入れ企業のために
一定の義務を果たすことに合意した企業であり
そのためにスポンサー契約を結んでいます
FATCA認証のためにスポンサー企業は
スポンサーとしての自社の認証と
代理を務めるスポンサー受入れ認証対象企業の
認証を提出しなければなりません
スポンサー受入れ企業にはさまざまなタイプがあります
スライドに示されているようにスポンサー受入れ企業には
スポンサーを受入れる基金
スポンサーを受入れる直接報告賃借人
スポンサーを受入れる子会社
スポンサーを受入れる子会社の支店などがあります
Branchについて注意すべき点はbranchを持つ企業や
複数のbranchを持つ企業は
自動的にその全branchを代表して
認証をすることになります
その企業は複数のbranchからどれかを選ぶことはできません
しかしスポンサーとなる企業の場合は
状況は少し違っています
Branchと同じではありません
ROは スポンサー受入れ企業のどれを代表して
認証するかを選ぶことができます
スポンサー企業が
一部のスポンサー受入れ企業に対してのみ
認証を行うことを選択し
他の企業を選択しないとか除外するような場合
ROは特定のスポンサー受入れ企業を選択しない際に
必要に応じてその理由を説明しなければなりません
画面上のウェブリンクは参考のためです
これはIRSのウェブサイトにある
GIIN構成情報へのリンクです
GIINの構成についてもう少し詳しい説明があり
GIINだけでかなりの情報を確認できるので
ご覧になるといいでしょう
GIINを見ればFIタイプを特定できるはずです
またGIINの下3桁の国コードから
国を特定することができ
GIINを使用してFFIリストで企業を検索することができます
拡大関連グループ(EAG)と連結コンプライアンスグループ
(CCG)については既にお話しました
EAGとは 共通の所有権でつながっている企業グループで
この場合はlead memberの関係となります
FATCAのためには EAGはグループ内の1つの企業が
EAGの一部またはすべてのmemberを
登録する責任を負うlead企業として行動します
EAGのメンバーは
EAGのleadであるコンプライアンスFIの権限下で
連結コンプライアンスプログラムの
一員となることを選択できます
CCGの一員であるFFIは
連結ベースでFATCA認証を完了しますが
これはCCG CCG定期認証とCOPA認証の完了を意味します
CCG認証を完了する際には
leadとして行動するコンプライアンスFIが
認証を完了し
その認証に含まれるすべての適格メンバーを
選択しなければなりません
要約すると EAGとして
登録している場合
leadとmemberのCCG認証を提出するオプションがあります
各メンバーに個別の認証を提出する代わりに
連結コンプライアンスプログラムを持っていれば
1つの認証を提出することができるのです
ROが完了を求められるFATCA認証には2種類あります
COPAと呼ばれる既存口座の認証と
Periodic Certificationです
COPAは1回限りの認証で企業のROが
既存の口座に関して企業が本人確認と
Due Diligence手続きを行ったことを証明するものです
ROがCOPAを提出する際には企業がそれらの口座に関して
FFI協定 規制
または適用されるIGAに基づくDue Diligenceの
規則に従ったかどうかをROが認証します
Periodic Certificationについては その名の通り
1回限りの認証ではなく定期的に繰り返し行われる
認証となります
その頻度についてはもう少し詳しく説明します
Periodic Certificationとは継続的なFATCA義務に関する
企業のコンプライアンスをROが証明する認証です
これには口座の識別 源泉徴収
報告その他のFATCA要件のうちの
認証要件が含まれ ROは企業がFATCA分類の要件を
満たしていることも証明します
PFFI分類の企業以外の一部の企業は
COPAと定期の両方でFATCA認証を完了し
提出する必要があります
FATCA登録システムは選択されたFATCA分類と
そこで選択された居住国や管轄区域に基づいて
FATCA認証タイプを示唆します
このため 登録情報が正確であることの確認が
非常に大切です
登録アカウントにしばらくログインしていない場合は
ログインして情報を確認し該当する国の登録や分類などが
ファイルされている確認をなさるよう強く勧めます
この図は 認証が必要な企業の高度な概要を示しています
まず その中のいくつかを見てみましょう
最初に挙げたのは
報告モデル2のFFIを含むPFFIです
この分類では COPAと
PeriodicCertificationの両方を
提出する必要があります
次に RDC分類のグループがあります
これらは登録されたみなし遵守FFIです
ご覧のように COPAと
PeriodicCertificationに関して
すべてのFFIが同じ要件を持っているわけではありません
すべてのFFIは
Periodic Certificationを提出する必要がありますが
すべてのFFIがCOPA認証を提出する必要はありません
モデル1のFFIでは一般的に認証要件はなく
直接報告を行う企業は
COPAを完了する必要はありませんが
Periodic Certificationを完了する必要があります
モデル1 FFIに戻りますがモデル1 FFIは通常
認証を行う必要がないと述べましたが例外も存在します
モデル1のFFIがモデル1の
管轄外で営業しているbranchを持っている場合
そのFFIはそのbranchのために
認証を提出しなければなりません
前述の通り branchは独自の認証を提出できないため
FFIは通常の認証の一環として
branchのために認証を提出することになります
モデル1のFFIがモデル2または
非IGA管轄区域にbranchを持っている場合は
それらの非モデル1のbranchに代わって
認証を行う必要があります
COPAは1回限りの認証で
企業の責任者がその企業が既存の口座に関して
本人確認とDue Diligence手続きを行ったことを
証明するものです
ここでの疑問は
「既存口座とは何か」ということです
財務省の規則では既存口座とは
FFI契約の発効日に未払いとなっている口座
あるいは債務と定義されています
FFI契約の発効日という言葉は
一般的にFFIが再び発行された日を指します
したがって 2018年7月1日を発効日とするFFI契約のある
PFFIの場合 既存口座は2018年7月1日時点で
未払いの口座あるいは債務となります
既存口座については 規則では
米国口座を検討・確認するための
やや簡略化された
Due Diligenceの手法を規定しています
Due Diligenceというのは
米国口座を確認するためのプロセスを指しています
COPAを提出する際ROは その口座に関して
企業がFFI協定またはIGAに基づく
Due Diligenceの規則に従っているかどうかを
確認することになります
登録システムは FATCA分類と
居住国や管轄地に基づいた一連の認証の質問を示唆します
ROとしてシステムが選択した
質問セットの変更ができますが別の質問セットに変更する前に
自分の登録情報に目を通しすべてが正確で
最新化されていることを確認する点に注意してください
FATCA認証のFAQページと出版物5118では
認証の提出プロセスで発生する可能性のある
様々なトピックを扱っています
次の部分では
ROが答える必要のある実際の認証での質問で
それぞれの質問セットが示されています
COPAでは5問定期認証では12問です
COPAの全質問は既存の口座に対する
Due Diligence手続きに関して
各分類に適用される要件に関連しています
これらの質問つまりFATCA認証の質問は
IRSのウェブページで閲覧できることを
お知らせしておきます
検索ボックスにdraft FATCAcertificationsと入力すると
次の数枚のスライドのスクリーンショットが
それらのグラフから取り出されます
皆さんには システムに入って回答するまでに
回答する質問のセットをご覧になるようお勧めします
そうすればどのような質問が出てくるのか
どのような情報を提供しなければならないのかを
知ることができます
COPAには5つのタイプがあります
先ほどのスライドで
「誰が認証する必要があるのか」に関する
質問を覚えておいでですか?
参加しているFFIのCOPAがあり
そこには報告モデルの2つのFFIと CCGがあります
登録されたみなし遵守FFIのローカル基金と
登録されたみなし遵守FFIの制限付き基金です
さらに スポンサー受入れFFIのスポンサー企業もあります
これにより出てくる可能性がある
様々な質問について想定できます
企業がどのように登録されたかFATCAの分類を選択し
登録したかによってシステムは
どういうタイプの質問に答えるべきかを選びます
そのため既にお話ししたように
常に最新の状態にしておくことが
非常に重要なのです
COPAの最初の部分は本人確認のセクションです
これはどのタイプのCOPAでも同じで
かつPeriodicCertificationでも同じです
このセクションは登録システムに
すでに登録されている情報に基づいて
あらかじめ入力されています
ROはその情報が正確であることを
確認するよう求められます
このセクションに変更を加えた場合
その変更は登録アカウントに保存されます
つまり これらの質問に答えるということは
システム上の登録情報を更新するということです
このセクションでは
ROがどのようなタイプの金融機関であるかを特定し
また金融機関の事業や事業内容について
説明するよう求められます
こうした情報は私たちが傾向を把握したり
特定の産業セクターを
調べたりできるように扱っている企業について
更なる情報を提供してくれます
システムは 企業が登録システムに登録している
分類と税務上の居住管轄地の2点を主に観ています
既にお聞きになったようにこれは登録情報を
最新の状態に維持することにつながります
つまり最新の情報を維持していれば
システムは皆さんが必要とする実際の認証のための
質問セットを出してくれます
COPAは 初回のperiodiccertificationの期限と
同時に提出しなければならず
初回の認証期間が終了した後の7月1日が期限になります
今回の場合認証期間は丸3年となります
ここで例を挙げて少し説明します
2016年7月1日を発効日とする
契約のあるFIの場合
認証期間は3暦年を全て対象とするので
2017年 2018年2019年となります
そして COPAの期限は2020年7月1日となります
今回の場合は今年はいろいろなことがあり
コロナウイルスの影響もあったので
2020年7月1日を認証期限とする認証のために
2020年12月15日までの自動延長が発動されました
これは1回限りの延長で皆さんは何もする必要はなく
すべてのFIが
2020年7月1日から12月15日までの
延長を受けることができます
COPAは本来 契約の発効日から2年が期限でした
しかし システムの遅延や
産業界からのフィードバックにより
初回のperiodic certificationの
期限に合わせて
期限を変更する規則が出されました
ただし 企業は
既存口座に関するDue Diligenceを
協定発効後2年以内に完了することが
求められている点に注意してください
なお オンライン登録の
認証システム部分が開始されたのは2018年7月で
実際の認証システム自体よりもかなり遅れていた点に
ご注意ください
その年のかなり遅くなってからシステムが開発されたために
最初の2つの認証は
2018年12月15日が期限となりました
認証が提出されると
システムは認証の結果を示します
結果は 質問への回答方法やROがパート2で
「認証を完了
(I am completingthe certification)」
「認証を完了できない
(I am unable to completethe certification)」
または「必要ない(I'm not required)」の中から
選択したオプションによって決まります
FATCA認証の結果はIRSがある企業に関して
追加の措置を講じる必要があるかどうかを示します
さらに質問をするとか 異なる追加情報を要求するとかの
必要があるかもしれません
場合によっては終了プロセスあるいは
event of defaultのプロセスを
開始する必要があるかもしれません
COPAの場合これらは可能性のあるもので
これらは「Due Diligence」の結果であり
すべての質問に答え
failureを示さなかったことを意味します
また Due Diligenceの要件をすべて満たしています
ここで強調したいのは大多数のFIは
認証完了時に「Due Diligence」を
受けているということです
あまり好ましくない結果としてこれから述べる
「認証のfailure」というものがあります
認証のパート2を完了した際に
ROが認証を完了できなかったことを示す場合には
質問への回答が既存の口座に関する要件を遵守しておらず
修正するつもりがないことを示した際にも
この結果となります
既に述べたように
必要なFATCA認証を提出しないことは
event of defaultでありその結果
企業のFATCA資格が停止され
GIINがFIリストから削除される可能性があります
これは 企業がFATCAを
遵守していないとみなされたことを意味し
GIINが削除された後には
源泉徴収可能な支払いを受ける際に
FATCA源泉徴収の対象となります
そして もうひとつの結果が「条件付き認証」です
これは 質問への回答で既存の口座に関連する
いくつかの要件を順守しておらず
認証を完了して提出した時点では そのfailureを
修正する予定があることを意味します
もうひとつの結果は「不要」です
選択できる他のオプションは
企業が認証を完了する必要がないことを示しています
このオプションを選択すると企業は認証を完了する
必要がない理由について説明をしなければなりません
IRSはその説明を確認し
この判断が正しいかどうかを決めます
このカテゴリーで提出されたすべての説明は
人が実際に目を通すことになるので
非常に重要であることを注記しておきます
IRSの誰かが見てその理由を確認します
ROから提供された説明は更新され
受理されるか 拒否されるか
あるいはもっと情報が必要だということになります
また IRSが説明内容を
確認するとか明瞭化するとかのために
追加情報を必要とする場合には
メッセージボードでROに連絡を取ります
Periodic Certificationは
企業がこの様々なFATCA要件を
継続的に遵守していることに関連して
繰り返し行われる認証です
前述の通り COPAは
既存の口座のDue Diligenceでした
Periodic Certificationは基本的に
3年ごとの認証期間に毎回記入し
提出することが求められますが例外もあり
その主なものは初回認証と通常は最終認証です
Periodic Certificationの期限は 前述のとおり
企業の該当する認証期間の
翌年の7月1日までとなっています
つまり 一認証期間は丸3年の暦年を対象としています
つまり初回の認証期間はFFI協定の発効日
またはGIINが発行承認された日から始まり
12月31日までの3暦年を加えた期間となります
その後の各認証期間はその認証期間に続く
3暦年ごととなります
前述のとおりFFI契約を解消した場合
適用されるFATCA認証
最終認証は 通常解消日から6ヶ月後が
期限となる点に注意してください
簡単な例を見てみましょう
実際にご覧いただいた方が分かりやすいので
まとめてみましたここでは あるPFFIが
2016年3月10日を発効日とする
FFI契約があるとなっています
発効日は その企業が最初に承認された時ですから
認証日は2016年3月10日から始まります
最初の認証期間はその日から
2019年12月31日まで続くことになります
そして そのperiodiccertificationの期限は
2020年7月1日です
つまり最初の1年間は部分的な1年で
最初の暦年3年間には算入されませんので
認証期間と期限がそのようになるのです
その後の認証期間は2020年1月1日から
2022年12月31日までとなりこれが3暦年となります
つまり この場合は認証の期限は
2023年7月1日となります
登録システムには認証の期限が表示されていますが
必ずしも自分でフォローアップ
調査しなければならないものではなく
いつでもログインして日付を確認することができます
しかしトップコンプライアンスレビューを行う際には
認証期間を把握することが大切です
ROがオンライン認証プロセスを開始すると
企業に適用されるFATCA
Periodic Certificationのタイプを判断するための
いくつかの最初の質問に答えることになります
ROは 企業が効果的な内部統制を維持していることを
証明するか 条件付き認証を提出することになります
ROが有効な内部統制の認証を提出する場合
ROはFATCA要件が要求する
コンプライアンスプログラムを確立していることを証明し
その証明期間にmaterialfailureがなかったこと
あるいはmaterialfailureがあったとしても
それは認証日までに是正され修正され
是正され修正されたことおよびその再発を防止するために
適切な措置が講じられたことを証明します
ROが条件付き認証を提出する場合
ROは認証期間中に eventof defaultsがあったこと
および/またはmaterialfailuresがあったことを証明し
そのいずれかが認証日時点で修正されておらず
failureを修正して将来の再発を防止するための
是正措置が講じられることを証明することになります
認証の完了を条件付けするための
事実のパターンはさまざまです
それは material failuresとevent of defaultsにもよります
ここではその例をいくつか挙げました
条件付き認証を完了できる例は
修正されていないmaterial failureがあり
event of defaultsがない場合です
2つ目の例としてはmaterial failureはないが
event of defaultsが存在する場合
あるいは material failureが特定され 修正されたが
修正されなかったevent of defaultsが
存在する場合が挙げられます
特定されたmaterial failuresがあり
それが修正されておらず
event of defaultsがあったという場合もあります
条件付き認証は PFFI CCG
スポンサー受入れFFIのスポンサー企業の
質問セットでのみ利用できます
注意すべき点は events ofdefaultがあった場合
それが修正されたかどうかに拘わらず
ROが条件付き認証を
提出する必要があるということです
つまり EODが修正されたかどうかに拘わらず
ROは条件付き認証を提出する必要があります
COPAと同じように
ROが認証に対する質問にどう答えるかによって
認証の全般的な結果が決まります
ROがPeriodic Certificationを
完了して提出すると
4つの結果のうちの1つが表示されます
コンプライアンスの結果(compliance result)
認証失格(failure to certify)
条件付き(qualified)
不要(not required)のいずれかになります
コンプライアンスの結果は
COPAのDue Diligenceの結果に似ています
これは ROの質問への回答がmaterial failureを
示していないかあるいは示されていたとしても
それが認証日までに
修正されていたことを意味しています
さて failure to certifyの結果ですが
この結果が出るにはいくつかのシナリオがあります
ROが認証を完了できないことを示す
オプションを選択した場合には
failure to certifyの結果が表示され
material failuresやevent of defaultが確認され
ROが是正措置を講じないことを示した場合にも
failure to certifyの結果が表示されます
最後に ROからの回答が企業のFATCA適格性に関する
要件のいずれかを
遵守していないことを示している場合です
条件付き認証の結果はROが条件付き認証を
完了した時の結果でdefaultおよび/または
material failuresがあり認証日時点で
それらが未修正だが
修正を行うことを示したということを意味します
最後の結果はNot requiredとなります
繰り返しますが これは様々な例で示されますが
ROがこの期間のPeriodic Certificationを
完了する必要がないことを示している場合には
この結果が示されることになります
しかし もしnot requiredを選択した場合には
ROはテキストボックスに
詳細な説明をする必要があります
説明するための十分なスペースがあり
約15,000文字まで記入できます
また IRSはその説明について追加の問い合わせもできます
そのため 認証の提出が不要だとの理由の説明は
できるだけ詳しく完璧なものとするようお勧めします
さらにシステムは 認証が
not requiredであると決めることもできます
システムが実際にそのような判断をする場合
企業のFATCA分類とシステムに登録されている
税務上の居住国に基づいて判断します
しかしシステムの判断に拘わらず
ROはすべての登録情報を確認し
事実と状況に基づいて提出する必要のある
認証かどうかを査定することが重要です
さて COPAとPeriodic Certificationの
基本について説明しましたが
次にperiodiccertificationの例を
簡単に見てみましょう
しかし最初に申し上げておきますが
これらのスクリーンショットの中には
プレゼン中に読みづらいものがあるかもしれません
後ほどご覧いただきますが
特に重要な部分は画面を拡大して
表示するようにしています
その他の画面はどこに何があるかを
お知らせするためのものです
スクリーンショットの詳細をご覧になりたい方は
スライドデッキをダウンロードできます
今回は認証プロセスの簡単な説明なので
スライドの中にはさっと目を通すだけのものもあります
このスライドの多くは実例を示すだけですが
オフラインでもご覧いただけます
最後に これらのスクリーンショットの一部に
FATCA IDが表示されていますが
これは内部試験用口座であることをお伝えしておきます
これらの例には 実際の口座情報は含まれていません
さて
金融機関のホームページに話を戻しますが
FATCA認証の説明はまず企業のホームページから始めます
これは ほとんどのFATCA口座に表示されている
画面の一部であるため
皆さんのほとんどがご存知のはずです
しかしここではいくつかの部分を
議論のため取り上げてみます
左上のセクションは口座情報の部分で
責任者 連絡先 FI名FATCA ID GIIN
発効日 口座ステータスなどの基本情報が表示されます
そのすぐ下には FFI契約の更新を扱うセクションがあり
更新手続きを行ったことがある場合には
それが口座に表示されます
ここで一点だけ申し上げておきたいことは
更新手続き中にFATCA口座を持っていて
更新リンクをクリックしなかった場合
更新の必要がないにも拘わらず
更新ステータスが期限切れと表示され続けるということです
この削除方法は今のところないのですが
FIの間では共通の
懸念事項なので取り組んでいます
しかし 前回の更新期間後に口座が承認済になっていれば
更新状況が期限切れと表示されていても
それ以上の対応は必要ありません
しかし FATCA認証に最も関係のある
3つのセクションは右上のメッセージボードです
ここには皆さんの口座ステータス変更や
口座の日常的な出来事を反映した
口座ステータスの種類のメッセージが表示されます
また「A message from the IRS」
と題されたメッセージが表示されることがありますが
これは通常 正式な通知追加情報の要求など
口座に特有のメッセージであり
対応が必要となることが多いため 重要です
左側の認証情報のセクションには
認証期間が始まると非常に具体的な
認証情報が表示されます
また COPAとPeriodicCertificationについては
別々のセクションが設けられます
COPAに関する情報はFIが最初に承認されると
すぐに表示されることが多く定期情報は通常
初回のperiodiccertificationが
開始されるまで表示されません
これらのセクションは国や分類の種類によって
特定の認証が必要でないとシステムが判断した場合でも
情報が表示されます
次のスライドでこのセクションを
さらに詳しく説明します
最後に FATCA認証が利用可能になると
Periodic CertificationやCOPA認証を始めるために
利用可能な口座オプションのセクションにて
別途のリンクが出てきます
ここでは認証情報セクションを詳しく観てみます
このセクションには periodiccertificationのための
認証期間が含まれます
これは 現在の認証期間の対象となっている特定の日付を
記録するものです
認証のステータスには期限(due)
期限切れ(overdue)提出済み(submitted)
不要(not required)などのオプションがあります
期日ですがこの期日は変更されず
通常は期日の年の7月1日となります
最後に 延長された期限ですが認証の期限が
何らかの理由で延長された場合
延長された期限が元の期限の下に表示されます
例えば 2020年7月1日が認証の期限であったものが
2020年12月15日に延長された場合
認証の期限はそれまで通り2020年7月1日と表示され
延長された期限の欄には
2020年12月15日と表示されます
認証情報セクションの下には
利用可能な口座オプションで認証を
完了するためのリンクが表示されます
COPAおよび
periodic certificationのための
個別のリンクが表示されます
これらのリンクは
認証を提出した後も表示され続けます
認証情報セクションはCOPAの場合はFIの
最初の承認後すぐに
periodic certificationの場合は
最初の認証期間後に入力することができます
これらは 国や分類により認証が必要ないと
システムが判断した場合でも入力されますが
企業が認証の必要があるとは思わない場合に
認証が必要であるという通知を受け取ることがあります
これは 前述のようにIRSが企業の分類や
政府間協定に基づいて 認証を要求することが多いためで
ROは登録情報が常に正確であることを
保証しなければなりません
通常企業はその国や分類に基づいて
認証を要求されることはありませんが
branchやスポンサー受入れ企業に基づいて
認証を要求されることがあります
認証リンクをクリックすると
通常 皆さんの企業の分類を確認するよう求められます
また いくつかの分類ではlead企業が 既述のように
CCGとして認証する機会を与えられることもある点に
注意してください
同様に 特定の登録済みなしコンプライアンスFIには
RDC集団を形成するオプションが
提示される場合があります
Nextを選択すると認証と判定の
画面が表示され
システムは企業の分類と国や管轄地に基づいて
認証が必要かどうかの予備的な勧告を提示します
これまで問題となっていたことですが
FIが規制に基づいて
認証を求められた場合ROは認証を
提出する責任があることをご了承ください
認証が不要という予備的な判断が出たとしても
画面の一番下に認証を提出するオプションがあります
この例でハイライトされている認証のタイプと
同じくハイライトされている認証期間が
正しいことを必ず確認してください
稀にこれらを更新しなければならない場合があります
質問セットまたは認証の変更が必要な場合は
「no」を選択し
続行する場合は「yes」を選択します
この例では「yes」を選択します
次に 基本認証セクションの概要を説明する
ページが表示されます
必要があれば認証のタイプを編集する
最後の機会が与えられます
それ以外の場合は「Next」を選択してください
すべての認証には最低限 ROの警告メッセージ
ROの情報の確認企業の事業や
事業内容の説明が含まれた画面のバージョンが
表示されます
なお 認証はROが記入しなければならない点に
注意してください
まず ROの情報が正確で最新化されていることを確認し
必要に応じて企業情報を更新します
前述の通り この作業で登録システムの情報も
更新されるので再入力の必要はありません
一部の認証タイプでは
ROは企業タイプを特定する必要があります
次にROは その企業の事業や事業内容を説明します
一部の認証タイプでは合併に関する
質問が出てくる場合もあります
「 Next 」を選択して続けます
ここでROは
コンプライアンスのperiodic certificationを
完了していることを示します
私たちが受け取る認証の99%以上は
これが正しい選択です
しかし 先ほど触れたように
他にも2つの選択肢があるので説明します
それは 「現時点では認証を完了できない
I am unable to completea certification at this time」
と「認証を完了する必要がない
I am not required to completea certification」です
「現時点ではPeriodicCertification または
COPA認証を完了することができない
I am unableto complete a periodic
or COPA certificationat this time」
を選択した場合には
現時点で認証を完了できない理由と
ROがいつ認証を提出するかについての
詳細な説明を必ず記入してください
同様に「認証期間中にPeriodic Certification
またはCOPA認証を行う必要はない
I’m not required
to complete a periodicor COPA certification
for the certificationperiod」を
選択した場合には認証を行う必要がない理由について
詳細な説明を必ず記入してください
この説明欄は最大15,000文字まで入力できます
ですから 詳細な説明を記入する余白は十分にあります
この詳細な説明が非常に重要である点を
強調しておきます
詳細な説明は内国歳入庁が認証を受理するか
追加情報の提出を求めるかの分かれ目となります
例えば IRSのアナリストは「認証できない
unable to certify」または「認証する必要がない
not required to certify」を選択した企業から
提出された全説明を読みます
最初の画面に戻ってこの例では
「I am completing
the period certification ofcompliance」を
選択し 「Next」を選択します
一部のperiodic certificationsでは
ROには正しい認証のタイプと
認証の質問に導くための最初の質問があります
これまで述べてきたように企業は有効な内部統制の認証
または条件付き認証を提出することになります
これらの質問は一見簡単そうに見えますが
提出する認証のタイプだけでなく
回答する質問をも決定することになるため
認証の最も重要な部分の一つです
誤った選択をした場合は
この画面に戻らなければなりません
システムはmaterial failuresを想定するかしないかであり
想定されるfailuresを特定せずに
ROが認証を提出することを許しません
そのため この画面での答えに確証がないと
また戻らなければなりません
前述の質問に対する回答に基づいて
有効な内部統制の認証を提出したとします
先ほど説明したように有効な内部統制の認証の殆どは
2問から10問程度で比較的簡単なものです
質問内容をよくお読みください
有効な内部統制の認証を提出する際に
最もよくある間違いは「はい」「いいえ」「該当しない」の
質問に対する回答です
例えば このスライドの一番下にある質問は
FFIとの契約で要求されている範囲内での
預金の源泉徴収や報告のFailureに関するものです
もしFFIが以前にこれらのFailureがないと
表明していた場合 通常は「該当しない」を
選択するでしょう
これは非常によくある誤りなので
この点については後で参照する
認証FAQとともに詳しく説明します
デフォルトのmaterial failuresに関する
質問に戻りますが
ROの回答は条件付き認証が必要であることを
示している場合ROには条件付き認証のための
適切な質問が出されます
これは実際にご覧いただけるようにしたものですが
条件付き認証は長くなる傾向があります
条件付き認証は通常有効な内部統制の認証よりも
質問数が多く いくつかのセクションに分かれており
最大で24の質問があります
そこで 認証を一般的な質問のタイプに分けてみます
通常 認証の最初の質問は認証の基本的な質問で
ROがコンプライアンスプログラムを
確立しているかなどの確認です
その後 先ほどの認証タイプに応じた質問が出ます
この場合には materialfailureを指摘されました
ですから システムには
material failureについての質問が表示されています
ROが質問にどう答えるかによって
これをフォローアップする質問があったり
詳細な回答が求められたりします
この事例をご覧になってお分かりのように
回答した質問9に基づいて
システムは2つのフォローアップ質問と
詳細な説明のための欄を用意しています
これらのテキストボックスは15,000文字の制限がありますが
必要に応じて切り貼りすることができます
認証の次のセクションは先ほどの
events of defaultについての質問です
繰り返しますが ROがどのように質問に答えるかによって
フォローアップ質問や詳細な
回答が必要になる場合があります
今回の場合は 質問10に対する回答に基づいて
システムが2つのフォローアップ質問と
詳細な説明を求めてきました
これらのテキストボックスには15,000文字の制限があり
必要に応じて切り貼りすることができます
説明はかなり複雑になりうるので
質問やセクションを完了するのに
長い時間がかかる時には
認証を保存するのが最善のやり方です
システムはROが次のページに進んだときに
認証の回答を保存しますが期的に保存することで
回答中や調査中に
システムがタイムアウトした場合でも
回答が失われるのを防ぐことができます
システムがタイムアウトして詳細な認証の
進捗状況がすべて失われてしまうのは
誰にとっても苛立たしいことなので
こまめに保存するようにしてください
ROが認証を完了し回答を認識したら
submitのボタンを選択して認証を提出し 終了します
完了した認証を提出する際に
一度提出するとROは認証を編集できなくなるという警告が
システムから表示されるので
「yes」を選択して提出してください
提出後は認証の編集ができなくなるので
注意してください
ROは 過去に提出した認証を更新する手段として
事後認証を行うことができますが
これは通常 前のものに取って替わる認証として扱われます
つまり 事実上 後続の認証で
前回提出された認証を置き換えることになります
認証を提出すると認証結果が表示されます
出版物5118では各認証結果とその意味
可能な次のステップについて詳しく説明しています
これは そのFIについて
認証結果の意味を知りたいと思っている
いる多くの金融機関にとって良い資料となっています
ここでは 出版物5118から定期認証の結果を紹介します
同様に 出版物5118からのCOPAの結果は以下の通りです
認証を提出するとシステムはデフォルトで
口座のホームページに移動し
メッセージボードに提出した内容と結果が反映されます
認証情報セクションには提出済であることが反映され
右下で企業の提出履歴を確認することができます
認証結果はメッセージボードと認証履歴の
両方に表示されますが
これについては後で検討します
ROが認証を提出するとシステムはポータルを通じて
ROに認証が内国歳入庁に受理されたことを通知する
自動応答を提供します
次のスライドにあるように認証が正常に提出されると
金融機関ホームページの
認証情報欄が提出済みに更新されます
ここでは認証情報セクションが更新され
提出された認証が
表示されている例を示しています
認証が提出されていない場合は認証の提出期限後に
ステータスが期限切れと更新されます
認証の履歴を見るとき
「submitted by」の欄には企業が認証を提出した場合
その企業のFATCAIDが選択されます
認証がCCGの一部として
leadによって提出された場合はleadのFATCA IDが
ここに表示されます
FI認証履歴のセクションでは過去の認証が
後の認証申請で置き換えられた場合でも
すべての認証履歴バージョンが保持されるので
ご注意ください
認証履歴には 認証期間認証のタイプ 認証結果など
提出された認証の概要情報が表示されます
認証履歴全部は右側のハイライトされた
表示オプションを選択することで確認できます
前述のように表示オプションを選択すると
認証全体を確認することができます
企業の責任者の情報や事業内容も含めて
確認することができます
このセクションではROは企業が
認証を完了していることを示し
material failuresやevents of defaultに関する
最初の質問にどのように答えたかを示します
ROが認証を必要としない
または認証できないことを示した場合は
それらの回答と説明もここに記録されます
予想通り 認証自体の質問はすべて記録され
確認できるようになっています
認証履歴ページの話に戻りますが
前述の通り認証履歴のページは
提出された認証の結果確認に便利です
認証期間に関係なく すべての認証がここに記録されるため
過去の認証期間の認証などを見ることもできます
ここからはIRSによるFATCA認証の
コンプライアンスを説明したいと思います
コンプライアンスに関しては
material failureevent of default
暫定ガイダンスの3つのポイントを確認します
次のセクションは ほとんどのROには適用されません
ほとんどの認証が結果的にDue Diligenceや
コンプライアンス認証になることを強調しておきます
しかし IRSから連絡を受けた場合には
応答する必要があることに留意する点が重要です
追加情報の要求や通知を無視しないでください
一般的にmaterial failureとは
FFI契約 財務省規則または該当する
政府間協定の要件を企業が満たしていないことです
そのfailureが 企業のFATCA要件を回避するために
企業の1人もしくは複数の従業員
もしくはその代理人
スポンサーが意図的に行った行動の結果である場合
あるいは企業がFATCA要件を満たすのに
十分に適切な内部統制を実施しなかったことに
起因する誤りである場合です
Material failureは
企業がFATCA要件を実質的に遵守していない
限定的な状況を超えて発生しない限り
event of defaultとはなりません
強調しておきたい点は
認証を提出しなければならない企業の大部分が
material failuresなしに適時に
認証を完了しているということです
ですからこの情報のほとんどがご参加の皆さんに
当てはまらないことを願っています
一般的にevent of defaultは
企業がDue Diligence検証 源泉徴収
またはFATCA要件報告に関して要求される
重要な義務を履行しない場合
あるいは企業がFATCA要件を
実質的に遵守していないとIRSが判断した場合に起きます
FATCA認証の提出期限後
IRSは 認証期間中にFATCA認証が
必要であると特定された企業のリストをレビューします
これには default通知や最終的には
解約通知の発行が必要となる
event of defaultの特定が含まれます
IRSは、COPAおよびperiodic certificationの
両方に該当する場合
event of defaultの通知を
企業のメッセージボードに掲載します
そのため企業が必要な認証の両方を
提出しなかった場合2つの別々の通知を受け取り
それぞれがメッセージボードに掲載されます
企業のメッセージボードに投稿された
すべてのメッセージと同様にROはメッセージボードに
新しいメッセージがあることを示す
電子メールを受け取ります
ROが必要なFATCA認証を
期日までに完了して提出しなかった場合
これはevent of defaultとなります
ROはこの通知を受け取ると
システムにアクセスして認証を完了しなければなりません
その際 必要ではないとか提出にもっと時間がかかるとか
現時点では提出できないなど
他のカテゴリーに該当する可能性があります
なお IRSでは一般的に全く提出しないよりも
遅く提出した方が良いとされています
つまり 7月1日までに認証を提出しなかったことに気付き
9月になってしまった場合
期限が過ぎているにもかかわらず
最善の行動は 認証を完成させ遅れて提出することです
必要な認証を
完了・提出できなかったことを示すために
IRSはROが認証を提出できなかった理由の
説明をレビューします
企業がdefaultに陥った場合IRSは皆さんと協力して
問題を解決したいと考えていることを
強調しておきます
ですから 私たちが連絡を差し上げた際には
適時にお返事をいただくことが重要です
私たちは物事を解決したいと思っています
私たちは皆さんと協力して皆さんがその時点で必要な
道に戻れるようお手伝いします
ROが FATCAの税務上の居住地の分類や
支店やスポンサー受入れ企業の登録によって
示される要件に反して
認証を提出する必要がないと示したが
IRSから説明を読んだ後に
認証を要求する連絡があった場合には
認証を完了・提出する必要があります
FATCA認証の提出期限後IRSは認証期間中に
認証が必要であると特定された企業について
認証の検討を開始します検討には
default通知が発行される
events of defaultの特定が含まれ
IRSは該当する場合別途通知を掲載します
2つの別々の通知を受け取った場合は
それぞれの通知に対応する必要があります
これは重要なことです
Event of defaultがあると特定された企業の
event of defaultについて
IRSはdefaultの通知を出し
例えば 必要な認証を提出していないなど
具体的なevent ofdefaultを特定し
60日などの期間内に
event of defaultを修正するように要求します
通知には 問題が何であるか
不提出という問題があることが記載され
それを修正するための日数が記載されます
Defaultの通知には
通知に関する質問や修正方法についてROが
IRSに連絡できる手段も記載されています
前述したように 皆さんが
event of default通知を受けた場合
IRSは協力して対応しようとしています
よくあるケースとしては
認証の完了と提出をしなかったことによる
EODがあり COPA Periodic
またはその両方が対象となりえます
注意していただきたいのはもし不提出のEODを受け取って
修正しようとしている場合
COPAやperiodicのいずれの認証であっても
必要な該当情報をすべて提出していることを
確認することです
場合によっては 両方の認証が提出されていないこともあり
両方を提出する必要があります
Reconsiderationに関してですが
FATCA認証に関連するEODを受け取った場合
ROはevent of default通知の
Reconsiderationを要請することができます
その際には reconsiderationを要請する理由を
詳細に説明した書面を電子メールや郵送で提出します
Reconsiderationの要請は
IRSが解約通知を発行するまでに
提出しなければなりません
解約通知が届いた場合ROは解約通知発行後
90日以内に電子メールや郵送で
書面によるappealを行うことができます
郵送先の住所はevent of defaultの
通知に記載されており
メールアドレスもFATCA
登録メッセージボード内に記載されています 願わくば
ROがIRSからEODを
何度も受け取ることがないようにしたいものですが
もしそうなった場合には
ROはappealのreconsiderationを
提出することができます
また 説明を読んで追加情報が必要な場合には
IRSは連絡を取りますから
ROはできるだけ詳しい説明を書くようにお勧めします
これは IRSがROにフォローアップする際や
IRSからの問い合わせにフォローアップする際にも
役立ちます
暫定ガイダンスは今年4月に発表されました
この暫定ガイダンスはFATCA認証に起因する
event of defaultの場合の手続きについて述べており
FATCA認証要件の
non-complianceを特定するための手続きの
概要を示しています
このガイダンスではFATCA認証の要件と
プロセスの概要を説明しています
また event of defaultevent of default通知
解約の概要を説明しています
また 企業のFATCA登録と解約にまで至った場合
GIINのpost-terminationの
元の状態への回復を要請するための
プロセスを説明しています
画面下のリンクをクリックすると
発表された暫定ガイダンスのコピーがあり
event of defaultreconsideration
通知の終了など本日説明した内容のいくつかを
詳細に説明しています
皆さんもご存じのように2020年は
独特な挑戦課題をもたらしました
COVID-19ウイルスに関連した混乱に対応して説明したように
IRSは2020年の7月1日が認証期限の企業に対して
FATCA認証の提出期間の自動延長を認めました
2020年7月1日が
認証期限であったFATCA認証は
内国歳入庁に延長申請をすることなく
2020年12月15日まで延長されます
この延長を確保するために
FFIが義務付けられている行動はありません
新しい日付はFATCA登録システムの
前述の認証情報セクションに自動的に表示されます
影響を受ける口座には
すでにこの延長が反映されているはずです
既に述べたように責任者のFATCA
コンプライアンスに役立つと思われる
リソースのリストを作成しました
出版物5118: FATCA登録ユーザーガイド
出版物5147: FATCAFFI リストの検索
ダウンロードツール・ユーザーガイド
FATCA 認証の質問
GIIN 構成情報とFATCA ランディングページ
FATCA FFI登録システム
FATCA FFIリスト検索・ダウンロードツール
FATCA FAQFATCA-FAQ全般
FATCAニュースの購読
FATCA-規則およびその他ガイダンス
歳入手続き2017-16: FFI 契約
政府間協定(米国財務省)FATCA関連様式
暫定ガイダンス:FATCA認証の
Event of Default通知の手続き
掲載されているすべてのリソースは
それぞれのハイパーリンクからアクセスできます
こうした資料は多くの責任者にとっても
有用であるはずです資料をご希望の方は
cl.sl.web.conference
.team
@irs.govまでご連絡ください
主要ポイント
今回のFATCA認証に関する議論から
私たちが強調したい点がいくつかあります
まず FATCA登録に変更があった場合
責任者の氏名とメールアドレスを常にできるだけ早く
更新しなければならないという点です
ROおよび連絡先情報は
認証 一般的な問い合わせやその他のFATCA
コンプライアンス目的を含むが
それに限定されない理由でIRSが連絡を取る
人物の氏名と連絡先をIRSに提供します
ROは IRSが皆さんのメッセージボードに
通知を送ったときにも
電子メールによる通知を受け取ります
皆さんのメッセージボードに送信された
メッセージを必ず受信して確認すること
およびROの電子メールアドレスが
正確であることを保証するのは皆さんの責任です
IRSからの電子メールと
メッセージの通知を受け取れることを保証するのは
皆さんの責任です
次に強調しておきたい点は
メッセージボードのメッセージは
企業固有の要請やコミュニケーションに
活用されているということです
これはここ1年半ほどの最近の変化で
FATCAプログラムにおける個々のFIとの
コミュニケーションの主な手段です
登録システムでは企業の分類と居住国と管轄地に
基づいた認証質問セットを示唆します
提示される質問はIRSのウェブサイトで
確認することができ
これは資料にリンクされています
ここで強調したい点は企業の認証ができるだけ
完璧かつ正確であることが重要だということです
特に重要なのは説明と解説の欄です
説明が包括的かつ詳細であればあるほど
IRSが追加情報を求めて連絡する必要性が低くなります
認証の不提出に関する
Event of Default通知を避けるために
ROが認証を適時に提出するよう確認することが大切です
COPAPeriodic certificationsの
両方の認証が提出されていることを
確認してください
両方の認証を提出しなければならないのに
片方しか提出しなかったために
不提出の通知を受けた企業がかなりありました
そして最後に認証を完了して提出すると
4つの認証結果のうち1つが出ます
IRSは必要に応じて追加情報を求めてきます
EODを回避するためにも
IRSからの問い合わせには適時に対応してください
本日は「FATCA責任者のコンプライアンス認証」
ウェビナーにご参加いただきありがとうございました
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